愛犬の健康には酵素が欠かせない!その理由とは


酵素を補って健康な体作りを――!
人間の食事においても犬の食事においても、もはや当たり前のように言われていますよね。
とはいえ、その理由についてはいまひとつよくわからない、というかたも多いのではないでしょうか。


■酵素は栄養を吸収するうえでのカギ


酵素とは、生きている体の中で起こる様々な化学反応に対し、触媒として作用する分子のことをいいます。……なんだかよくわからないですよね。

簡単に言い換えると、摂取した栄養が体内で必要な形に変化するための手助けをしているのが酵素です。
たとえば、たんぱく質をアミノ酸に分解し、炭水化物を糖に分解する、といったように。
せっかく栄養バランスの整った食事を愛犬に食べさせても、体が酵素不足に陥っていたら、その栄養をきちんと吸収することはできないんです。

■体内酵素と体外酵素


酵素はその役割から、3種類に分類されています。

まず、私たちが一番よく耳にする消化酵素。
摂取した食べ物を消化、分解するうえで働く体内酵素のことです。

次に代謝酵素。
細胞の修復や入れ替えといった新陳代謝を促すとともに、免疫力を強くする働きも担っていて、消化酵素と同様に体内酵素と呼ばれています。

そして食物酵素。
いわゆる生の食物や発酵食品などに含まれていて、「健康のために酵素がたっぷりと含まれた○○を食べよう!」というのは、この食物酵素のこと。

食べ物から摂取するものですから、体外酵素と呼ばれています。
犬にしろ人間にしろ、体内でこれらの酵素が複合的に働くことで、健康を維持しているんですね。

そんな酵素ですが、共通点としては熱に弱いこと。
だいたい48℃を超えると酵素として働かなくなってしまったり、性質が変化してしまうのです。
非加熱の食材から酵素を摂取しよう、というのはそういう理由からなんですね。

■消化酵素が不足すると必要な栄養が充分に吸収できない


消化酵素と一口に言っても、実はいろいろな種類があります。

プロテアーゼはたんぱく質をアミノ酸に分解し、リパーゼは脂質を、アミラーゼは炭水化物を、インバターゼは糖質を、セルラーゼはセルロース(植物繊維)を、ラクターゼは乳糖をそれぞれ分解します。

上記にあげた中でいうと、犬の体にセルラーゼはほぼありませんし、ラクターゼはかなり不足気味。

だからこそ犬の体は野菜や果物など植物性の食べ物の消化を苦手としていますし、乳糖を含む牛乳を飲むとお腹を壊しやすいのです。

また、犬が肉食寄りの食性をしているからといって、必ずしもプロテアーゼやリパーゼなどが常に足りているとは限りません。

こういった酵素が不足してしまうと犬の体は栄養をきちんと吸収することができず、ますます体内は酵素不足に陥っていくという悪循環が始まってしまうのです。

■代謝酵素の不足が病気をまねく


代謝酵素は消化酵素に比べると、わかりにくいところが実に厄介。
アセチルトランスフェラーゼのように、かなりややこしい名前をしているものが多く、さらにはその種類も多いため、ここでは個別名は割愛します。

そんな代謝酵素は古い細胞を新しいものへと入れ替えるうえで欠かせません。
つまり、代謝酵素が不足すると体内がどんどん古くなって活力を失ってしまうのです。

そんな代謝酵素は消化酵素の働きと、切り離すことができません。
なぜなら消化酵素によって必要な栄養素が必要な形に分解され、それらが小腸から吸収されたのちに、体のすみずみまで届けられることで、細胞が入れ替わっていくからです。

この過程で代謝酵素が働くわけですから、まずは栄養素がきちんと吸収される形に分解されなければお話しになりません。
そして代謝酵素がしっかりと働くことで細胞を修復したり入れ替えができるのです。
その結果、ウィルスや細菌と戦う免疫力もしっかりと機能してくれるんですね。

つまり、消化に悪い食べ物は犬の体内を消化酵素不足に陥らせ、それが代謝酵素不足を引き起こしていくのです。

胃腸が弱ってくると全身の活力そのものが失われてしまうのは、こういう理由からなんですね。
そしてウィルス感染や病気と闘うためにより多くの代謝酵素が必要になると、必然的に体内では消化酵素にまわせる体内酵素が少なくなり、食欲が落ちてしまうのです。

■食物酵素が果たす役割


食べ物に含まれている酵素の役割は、その食べ物自体を分解することです。

つまり、食物酵素は摂取後それ自体が体内酵素として働くわけではないんですね。
とはいえ、無駄になるわけではありません。
その食べ物の消化、分解を手助けしてくれるわけですから、その分体内酵素を無駄に消費することをおさえてくれます。

その結果、代謝酵素を充分に働かすことができるんですね。
酵素が含まれた食べ物が健康維持に役立つのは、そういうめぐりめぐった話しなのです。
酵素とは、実に見事なバランスの上に成り立っていたんですね。

■品質の良いドッグフードにプラスするなら酵素


愛犬の健康を考えて、ドッグフードにサプリメントを何種類も加えることが悪いわけではありません。
しかし、栄養がきちんと吸収できていなかったら効果が薄いのです。
まずは品質の良いドッグフードを選ぶことが先決。
そしてそこに何かを加えるとしたら、サプリメントよりむしろ酵素を選んだほうが、ドッグフードの品質そのものを活かせるのではないでしょうか。

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