リフォーム物語



監修:”駆け出しリフォーマー”佐々木
協力・友情出演:ピロシ(冒険家)


いきさつ

2003.10月某日

移転を考え始めたのは 10月くらいだった。
自宅から事務所まで40分、渋滞にはまると80分くらい掛かっていた。
空港とは逆方向だったし、移動だけで運転距離もすごかった。
「どこか格安物件があったら教えてね!」と不動産屋にしゃべりまくっていた。


2003.10月18日

不動産屋を回り始めた。でも格安物件なんて そうあるもんでもない。
担当の泉山さんに 「わけあり物件でもいいから紹介してね!」と言ってみたところ、「ありますよ。スゴイのが・・・」と。
立地条件:駅から徒歩3分・20坪・元本屋さん・一軒家・汲み取りトイレ・・・

この条件だと8万円は下らないだろうと思った。
「えー!?20坪?そんなに要らないよー。8坪くらいでいいのに・・・」
「でも 安いですよ!3万円ですから」と泉山さん。
「えー!3万円?見に行く!絶対明日見に行く!」 私 飛びついちゃいました。


2003.10月19日

その物件のオーナー 吉田さんに会う。
70歳くらいのおじいさんだ。すごい優しそう。
話によると 3年後くらいに取り壊し予定だから 格安との事。
「悪い話じゃないな」と思いつつも 物件の中は 本棚や古本が散乱しており 埃もスゴイ・・思い切って切り出してみた。

「現状渡しで構いませんから 家賃2万円になりませんか?」と・・・
すると吉田さんは「いいよ。俺も年だから片付けるのが面倒なんだよね」と即答。
「借ります!すぐにでも借ります!!」
というわけで 交渉成立!24日から入居となった。

「きたないボロボロの物件だなあ」と思いつつも そこに決めたのはちょっぴりリフォームに興味があったから。
「自分でお店作るなんて なんかワクワクかも!」
思いがけないラッキーに 小躍りしていたのでした。




外観はこんな感じです。
2階部分の枠組のところにオレンジ色の
看板が付いていたのだが 破れていたので
撤去した。





中はこんな感じ。
壁全体が本棚、他にもスチール本棚や
木製本棚が15個くらいあった。
欲しい人にあげますよ。






2003.10月24日

入居はしてみたものの、見れば見るほどウンザリするほど 物が溢れている。
コツコツやるしかないのだと腹をくくり、片付け始めた。
何と言っても一番大変なのが スチール本棚の解体である。
とにかく重いし、本棚の下には 土・砂がビッシリと敷き詰めたようになっている。
よーく見てみると 本屋に来たお客さんが落としていった小銭もチラホラ・・・
まだ他にもあるかもしれないが 現在441円 見つけた。
使い道が決まるまでとりあえず保管しておこう。


  

↑ スチール本棚 汚いでしょ?  ↑ 棚の引き出し 再利用思案中・・・ 



落ちていた小銭  募金でもしたほうがいいでしょうか・・



2003.11月26日

時間はあっと言う間に流れた。何も進まないまま1ヶ月が過ぎた。
仕事が忙しかったせいもあるが、何より 汚い店内を見渡すと
やる気が失せるというのが正直な所だった。
しかしこのままではいけないと言う事で 一念発起し、1日仕事を休み
リフォームを決意。友人ピロシに応援を要請し、28日に決行予定となった。

2003.11月28日

とりあえず 掃除用具は準備した。殆ど100円ショップで揃えたので費用はそれほど掛からなかった。とにかく リフォームに関しては 節約が肝心。楽しく!安く!をモットーにしよう。まず最初に取り掛かったのは 店内入り口すぐの壁。クロスも汚れており みすぼらしい・・・




塗料はホーマックで購入した。色はアイボリーである。もっと冒険もしたかったが 無難な色を選んでしまった。やはり 日本人の肌に近い色が 落ち着くのだろうか?「1回塗りOK!」と記載してあるが 果たしてどうだろうか・・・







友人のピロシ君が壁を塗っている間 私はシャッターを水掃除。流しても流しても出て来る砂ぼこりに ちょっとくじけそうでした。シャッターが乾くまでの間 今度は 入り口脇の壁の掃除を開始。「えいっ!」やけくそ気味に塗り始める。







床に敷くクッションフロアみたいなビニール素材なので塗料が乗りにくい・・・でも何とか・・・




テカテカしているが下地は見えなくなってきた
「1回塗りOK!」の表示があってもやはり3回くらい塗った方がいいみたいですよ。



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