犬の要求吠え



まずは頂いた相談メールから・・・

「アロハが我が家に来て1ヶ月が経とうとしていますが、

来た当日には夜鳴きをしなかったのに、最近夜鳴きをするようになりました。

昼間なら甘えて鳴いてもあきらめるまで放っておくのですが、

夜中なので近所迷惑になってはと側に行くと泣き止み、離れるとまた鳴く感じです。

夜中の2~3時くらいに起こされます。

サークルで寝せているので、出たいのかわかりませんが直す方法はありますでしょうか?

隣のサークルには2歳の先住犬のちゃおが寝ているので

寂しいわけはないとは思っているのですが・・・・ 」



今回も難問ですねf(^_^)
子犬がやってきた当初によくある「寂し鳴き」とは明らかに違うようですね。


子犬を迎えた当初から、おそらく子犬の社会化期が始まっていたと思われますが、
迎えてから1ヶ月、社会化期の真っ只中ですね。
その間、飼い主さん・先住犬との暮らしを通して、
子犬なりに学ぶことがあったのだと推測できると思います。


飼い主さんとのコミュニケーションの中で
「要求する」ことを覚えてしまった、その要求のやり方が
吠える・鳴くという形で行われているのだと思います。


「夜鳴きについて」のイアンダンバー先生の実践にもあるように
鳴くたびに子犬のところを訪れるのは あまり得策ではないのかもしれません。
でも、多くの飼い主さんが 子犬の場所を訪れた時 何をしているのかと言うと、
鳴いたことを戒めたり、ストレスをぶつけるだけに終始してしまう場合が多いようです。


イアンダンバー先生が推奨する やり方というのは、 「大丈夫だよ」と声を掛け、安心を与えること。

決して戒める為に 訪れているわけではありません。
要求吠えの裏にある 不安・寂しさを解消させるように促すこと、
これこそが 「要求吠えするワンコ」には一番大切なコミュニケーションです。


まず 飼い主さんの側にいることが安心であると認識できるよう
リーダーとしての地位を確立しなければなりません。
そして、こういったケースでは 飼い主さんと別の部屋にいる
ということだけで、不安になったり寂しがったり・・・・

ワンコが生活する家全体を 「安心できる居住スペース」だと認識させることも必要です。
就寝させるスペースに行くと 飼い主さんが居なくなってしまう・・・
という構図も子犬の頭の中で出来上がっているのかもしれません。

就寝スペースでも 子犬とのコミュニケーションを頻繁にして
安心を与えるようにしてくださいね!


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