上手なアイコンタクト


まずは頂いた相談メールから・・・


「犬を叱るときに、アイコンタクトをして叱るのですが、
そうすると ますます興奮してしまって手が付けられなくなってしまいます・・・
結局、さらに大きな声を出してしまうので 悪循環にはまっているような気がします。
何かいいアドバイスがあったら お願いします」





犬と人間・・・共通言語を持たない両者が分かり合うって奇跡に近いですよねf(^_^)
犬があらわす表情やしぐさは 人間のそれとは全く違いますよね?


犬にしてみてもそれは同じですね。
人間が怒っていても、それを怒っていると受け取るかどうかは疑問です。


犬の群れの中での行動を想像してみましょう。
上位の者は 高い位置に陣取り、下位の者は低い位置にいます。


これは飽くまでも群れの中である共通認識であったわけで、
犬と人間の中でも 通用するとは限りません。


人間が立ったまま、犬の目を見つめている状態を
叱責・注意と受け取るか、威嚇と受け取るかはその犬の感じ方によって変わってきます。


この相談の場合は、威嚇と誤解しているのかもしれませんね。
もともと臆病な性質の犬・攻撃的な犬にはアイコンタクトは脅威なのかもしれません。


そういった犬に接する場合は必ず低い姿勢で。
また近づく際も、正面からではなく、横の方向から近づいて
目を合わせないようにしながら接してください。


そして怒っている・犬が取った行動を「ヨシ!」と評価できない場合は、
それなりの態度を持って示さなければなりません。
それがコマンドであったり、「計画的無視」であったりするわけです。


飼い主の指示によって興奮を増しているようであれば
飼い主のあなたの意志は伝わっていない可能性があります。
飼い主と犬の共通言語をもう一度 構築できるよう 頑張ってみましょう!


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