犬の社会化2



 子犬 社会化



子犬の社会化期は生後3週から生後13週目あたりまでと言われています。
ちょうど生後3ヶ月ですね。

先ほどのトピックでは↓、親犬・兄弟犬と触れ合うことで学んでいくと
申しましたが、実は社会化は兄弟犬の間で最も進むと私は思います。

なぜなら、母犬いますよね?
子犬は生後45日(7週齢)の時点で、ほとんどの乳歯が生えている状態・・・
子犬の歯は小さくて鋭い・・・
そんな歯でおっぱいに吸い付こうものなら、
お母さん犬に「痛いっ!ガブッ!!」とやられてしまうわけです(>_<)
実際にお母さんにマズル(鼻の付け根)を噛まれている子犬を
何度も見たことがありますf(^_^)

だから母犬の負担を減らすためにも、7週齢頃には
子犬は母犬と離されて、兄弟犬で生活をしていくんです。
7週齢~13週齢までの社会化で一番大事な時期は
兄弟犬が支えているんですね。

その兄弟犬が日々どうやって暮らしているか?
を知れば、社会化がどういうモノなのか?を知ることが出来ると思います。

さてどうやって暮らしているんでしょうね・・・(^.^)
答えは・・・「じゃれる」です。
毎日じゃれて遊んでいるだけです!(言い切っていいのか?)

言ってみれば、幼稚園児・小学生と一緒です。
遊びを通して、やっていいこと・悪いことを身を持って知るということなんです。
子供のいたずらは許されますが、度を越すと親にも怒られるし、
友達にも見放されちゃいますよね。
ケンカも同じです。
どれくらいの強さで殴れば血が出るか、相手が痛がるか、
それを経験して、相手・社会とのスタンスを図る。
それを 小難しく言うと「社会化期」ってなるんです(o^_^o)

昨今の少年犯罪の原因と一緒ですね。
「どれくらいやったら、こうなる」というパターンが、想像できない。
それは経験があるか無いかの違いでもありますよね。

話が飛躍しそうですがf(^_^)
子犬のじゃれあいっこを眺めていると、
その社会化が手に取るようにわかります。
あまりにも強い力で噛み付いたり、イタズラがしつこいと
他の兄弟から相手にされなくなってしまうのです。

そこで子犬は学ぶんですね(o^_^o)
「やり過ぎたf(^_^)」って。

だから子犬の飼い主さんにお願いしたいことは
「兄弟犬になって欲しい(笑)」ということなんです。
「そんなに噛むならもう遊んであげないよ・・・」って態度を示して欲しいんです。
このままだと良いパートナーシップが築けないと思った瞬間に
「無視・無関心」を実践して欲しいんです。

社会化期って、ほんとシンプルなものなんですよ。
難しく考えないで、楽しくしつけトレーニングしましょうね!


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