犬が手足に噛みつきます

犬 噛む


★「だれかれ構わず手足に噛み付きます・・・・
まだ乳歯で針のように細い為、結構痛いです・・・」



噛むという行為はどんな子犬でもする行為です

ワンコは「噛む」という行為を通して 人との係わり合い、兄弟との係わり合いを勉強していきます。
人間と違って手でモノを掴んだりできないので 口を使ってちょっかいを出したりするものです。

人間と共通するのは「悪いことをすると そのうち誰も相手にしてくれなくなる」ということ、
最初 子犬にとっては「噛む」ことが「コミュニケーション」の手段かもしれません。
それが人間にとって好ましくない行為であることを教える必要があります。

まず 十分におもちゃなど噛んでもイイものを噛ませて 発散させましょう

余りあるエネルギーを発散させないうちに 
しつけようと思っても逆効果になる場合があります。

ボールで遊んだり、体を触ったり、十分に遊んで「遊ぶのは楽しい事」と
認識させるようにしましょう。

注意して欲しいのは、おもちゃを使って引っ張り合いなどはしない、ということ。
おもちゃ以外のものも口で引っ張ってもイイと思ってしまうかもしれないから。

どうやって しつけを実践していくのか?

噛んではいけないものを教える事が大事です。
でも子犬に「これは噛んじゃダメだよ!」と言葉で言っても なかなか理解してはくれません。
そこで必要なのが 「計画的な無視」です。

例えば 噛んだら遊びをストップさせたり、部屋を出て一人ぼっちにする。
子犬が「噛むという行為」を行ったせいで 遊びが中断されたという認識を付けさせます。
これは何度も繰り返しやらなければなりません。

「あめとムチ」ではありませんが、「遊ぶ楽しさ」を知っているからこそ
「遊んでくれない寂しさ」を知る事が出来るのです。

注意点は、むやみに叱らない事。
子犬に噛まれて 痛がっているところを見せたり、大きな声で「いけない!」
などという行為で子犬に「好ましくない行為」であることを教えることは難しいです。
むしろ何らかのリアクションを楽しんでしまう可能性もあります。
「遊んでもらえた!」っていう感じに。

あなたがワンコに望むことを考えてみましょう!

「甘噛みをしてほしくない!」というあなたは、ワンコにどうして欲しいと思っていますか?

「おとなしくして欲しい!」  うーん・・・もう少し具体的には?
「オスワリしてほしい!」「だまって自分の横についていてほしい!」
そう、それがあなたの望んでいる行動ですよね(^-^)

それでは、ワンコにそうしてもらえるように、
「して欲しくないこと」をクドクド教えるより、「して欲しいこと」を
どんな場合でも出来るようにしつけていけばいいのです。

オスワリ・フセなどは しつけの基本中の基本ですし、
どんなワンコでも、比較的カンタンに出来ますよね?

そのカンタンで望ましい行為をどんな時でも、いかなる状況でも出来るようにしたいものです。

しつけの基本である、オスワリ・フセは「出来て当たり前!」みたいな風潮があります。
でも、いつでもどこでもどんな状況でも出来る子は意外に少ないと思います。
本当に出来るのであれば、問題行動を起こしそうになったらフセ!オスワリ!
で問題行動は回避できるはずです。

このカンタンなしつけを強化するためにも、
定期的・継続的にオヤツ・ごほうびを使って教えてください。

フセ!オスワリ!お手!などを甘く見てはいけませんよ(o^_^o)



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