子犬を迎えたら



子犬を迎えてからの数日間は非常に大事な期間です。
子犬の環境が変わり、そこで起こることは子犬にとってのストレス以外の何ものでもありません。

子犬のストレスは体調にあらわれやすいのですが、顕著でない場合も多く、
飼主さんも気付かない場合があります。

子犬の体内では常在菌といわれるカンピロバクターやコクシジウムなどが増殖したり、
体温が上がったり、下痢による脱水症状を起こしていたりもするのです。

環境に慣れるまでは、ある程度気ままにさせてあげるのがいいです。
まず活動範囲を自由に探検させてから、あとは好きなように運動させたりするのがいいです。

個体差はありますが、2時間くらい遊んで疲れると子犬は自然に寝ます。
一日の約半分以上を寝て過ごすわけですが、その寝起きのサイクルは短いので無理にサークルなどに入れて寝かしつける必要はありません。

サークルに入れると泣き出す子も多いですが、決して構ってあげてはいけません。
「泣くと反応してもらえる」と勘違いしてしまうからです。
最初の数日間は心を鬼にして、「無視」するようにしましょう。
泣く・吠えるが長く続く場合は、サークルなどに布を掛けてまわりを見えないようにするとおさまる場合があります。オモチャやぬいぐるみなどがあれば一人遊びも出来ます。

ワクチンを接種する場合は、必ず子犬を迎えてから一週間以上経過してから行ってください。

環境に慣れるまでは、子犬の体温は通常よりも大きく変動します。
その際にワクチンなど注射をしてしまうと、それが原因で体調が悪化してしまうのです。

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