狂犬病ワクチン接種



狂犬病は日本では昭和32年以来発生していませんが、 果たして本当に必要なのでしょうか?
先日、こんな手紙が届きました。
岩手県滝沢村役場の環境課から届いた手紙です。
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~犬の登録と狂犬病の予防接種は、生後91日以上のすべての犬に 義務付けられておりますが、ここ最近、ペットショップで犬を 購入した時に、「室内で飼うならば登録も注射もしなくていい」と
説明されたという飼主が増えております。
一部の心の無い業者が説明していることではあると思いますが、 注射、ましてや登録をしなくていいというのは、どこにも根拠がありません。
また、室内で飼っている犬も偶然外に出てしまうこともあるので、登録や 注射をしなくていいという理由にはなりません。
犬は、その狂犬病の恐ろしさゆえ飼養する場所・大きさ・種類などに関係なく
すべてが登録と狂犬病予防接種を法律により義務付けられております。
韓国では、その予防に関する意識の薄れから狂犬病予防接種の接種率が低下し
一度は根絶したはずの狂犬病が1993年に再び発生し、現在も狂犬病を根絶 出来ていません。日本でもこれ以上の接種率の低下は、狂犬病の再発を招きかねません・・・ 以下省略

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韓国に限らず、東南アジア諸国ではいまだに狂犬病が多く発生しています。
治療法もない致死性の病気であることを忘れてはなりません。
長い間、日本では確認されてはおりませんがこれは奇跡に近いです。
主要な伝播動物はコウモリなどであることから、野生の犬を介して伝染する 可能性もあります。
ですから絶対に狂犬病の予防は毎年行ってください。

狂犬病の接種率の低さの原因にはいくつか挙げられると思います。
その中の一つが、「動物病院でも接種できるということを知らない」 ということです。
地域に年に2回ほど巡回してくる時にしか接種できないと思っている 飼主さんは意外に多いのです。
仕事の都合などで接種時間帯に行けなかった人は次の年まで接種しない、 なんてこともあるようです。

また「狂犬病の注射と混合ワクチンの注射を混同している」飼主さんもいます。

やはりこういった知識の差を埋めるには、飼主さん同士のコミュニケーションが
必要不可欠になります。
また私共のような業者と飼主さんのコミュニケーションも同様です。

ワンコ友達に会ったら、「どこの病院でワクチン・狂犬病の注射しているの?」
「いくらなの?」と聞くと、入りやすいかもしれません。 「この子、注射してるの?」なんて聞いたらちょっと角がたつので(^-^)




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