シニア犬・高齢犬の飼い方



~シニア犬の飼い方~

ワンコの平均寿命の伸びとともに、私たちもシニア犬との生活に関して、
色々と考え 工夫していくことが必要になってきます。

おおむね7歳を超えたあたりから 老化が始まると言われています。
愛犬の老化に合ったワンコ生活を考えてみましょう。



●シニア犬の爪に関して

シニア犬の爪は もろくなるうえに伸びるのが早くなります。
運動量も落ち、散歩で爪がさほど磨り減らなくなるので、
いっそう 伸びの速さを実感されることと思います。

こうした伸びた爪で体を引っかくと、傷ついた皮膚が炎症を起こしたり、
爪が伸びて内側に反り、自分の足に食い込むこともあります。

シニア犬の爪のケアは、通常の2倍の頻度で行ってください。



●シニア犬の視力・聴力に関して

加齢による視力・聴力の衰えを避けることは出来ません。
耳が遠くなって 名前を呼んでも反応しなかったりする場合は
大声を出して呼ぶのではなく、軽いボディタッチで意思を伝えるようにします。

また視力が衰えてくると、聞きなれない音に敏感になってしまったり、
不安感が強くなったりします。

視力が衰えてから、家の中の家具の配置などを変えたりすると
家具にぶつかってケガをしてしまう場合もあるので 
住み慣れた状態を保ってあげる配慮も必要です。



●シニア犬の皮膚に関して

もともと犬は皮膚が弱い動物です。
それが老齢になれば、さらに皮膚が乾燥してかたく厚くなるため、
痒みが生じやすくなります。

ノミ・ダニの寄生を防ぐとともに、シャンプーの種類や頻度など
注意深く行ってください。

また皮膚に腫瘍(良性・悪性ともに)が次々にできることも珍しくはありません。
頭部や首の周囲など、腫瘍が出来やすい部分のチェックなど頻繁に行うようにしましょう。



●シニア犬の居住空間に関して

老齢になったワンコには なるべく静かで暖かい場所を用意してあげてください。
人の行き来が少ない部屋がいいです。

毛布などを敷いたやわらかい寝床と新鮮な水、栄養価の高い食事、
段差もなく移動のしやすい場所を用意してください。


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