リフォーム物語4



作業しながら　私はあることに気付いた。
外から中を見ると　やったらオレンジだらけで　うるさい印象がある。

何故だろう・・・やりすぎだろうか？

でも原因はすぐわかった



　　　　　　　　　↑　↑
ハコが着ているこのウインドブレーカー（？）がオレンジ色のせいだった。
近くで作業しているとやたら眩しいのである。




私たちは塗りまくった。とにかくオレンジを塗りまくった。
木枠もオレンジが馴染み　キレイになった。
でも　あまりオレンジばかり塗っていたので

飽きた。本当に飽きた。




そして　こんなイタズラを思い付いたのである。

赤と黄色を完全に混ぜないで塗ってみよう！と。
　　　（黄色）

すると　どうだろう・・



こんなテーブルに仕上がったのである。
写真ではただの縞模様に見えるが　実際は恐ろしく曖昧なグラデーションが感動さえ覚えさせるのだ。まるで全盛期のトレンツ・リャドを彷彿とさせる（言い過ぎ）。完成後、「幾らで売る？」とか「誰が買う？」とか生臭い話になったので　ここでは割愛させていただく。
まるで芸術作品を扱うように　テーブルを脇によけて私たちは　床のクッションフロアを剥がし始めた。




思ったよりは簡単に剥げるが、下の接着剤がべたべたする。
かなりの握力と背筋力を要するので　３０代の私たちは１０畳分位剥がしてギブアップして　この日の作業を終了した。
この時点では　あんなドラマが待っている事は誰も予想出来なかった・・・オレンジのせいなのか・・・？


この日の作業終了後　反省会と称して　３人で夕食を食べる事になった。
二人には力になってもらったので　私がご馳走する事にした。

地元大通り商店街の焼き肉屋「やまなか屋」に入った　
ビールを飲み、焼き肉を食べながら　リフォーム話に花を咲かせた。

今後の課題、照明や床に関して熱く語った。
あっという間に時間が過ぎ、お開きになった。

私が会計（１０３１４円）を済ませると　
店員のお兄さんが「キャンペーン中ですのでクジを６枚引いてください！」と言った。

計算からいくと１５００円で１枚か？など考えたが　そんなことはどうでもいいだろう。まとめて６枚引き、開けてみると　２等と３等が１枚ずつ、あとはハズレだった。

ハズレは２００円のサービス券。ハズレはティッシュかなと思いきや　なかなかやるもんだ。それなら２等はどうだ！何と「カルビ＆冷麺４人前」が家に届くと言うではないか！そして３等は　サービス券５０００円分！私の計算によると　総額１０８００円はカタい・・・

この時　ピーんと来た。「これはきっとオレンジ色の開運効果だ・・・！」と。私はホクホク顔でお店を後にした。


↓５０００円のサービス券


　　　

↑　後日自宅に届いた　カルビ冷麺セット。
直筆メッセージ付き！なかなかやるじゃないか！「やまなか屋」！ちょっと見直しました。


次の日　仕事の合間を縫って　リフォームする。しかし全然はかどらない・・・なぜだ？それは　ただ単に寂しいからだと気付いた。やはり誰かに見られていないと気が張らない性格なのだなと反省し、シコシコ作業した。

床はがし作業の続きをして　ほとんどはがし終えた。その頃にはもう握力が残っていなかった。その後　裏に置いてあった本棚（木製）をどうにかしようと思い　舐めまわすように凝視し、ベンチにする事に決定。初の電動のこぎりは怖いけど　やってみた。

　　　

２つに切って　右の部分をベンチにする事にした。特に誰が座るかは決まっていないのだが。


一度　電動のこぎりを使うと　ハマル。何か切りたくてしょうがなくなる。使っていないカラーボックスを見つけ　また衝動的に切ってみた。



これは　電話台に決定！



さて　「リフォーム情報募集！」しておりましたが　
初めてお客様から　裏ワザ教えていただきました。埼玉県の斉藤様からのお便りです。


「壁に布パネルを貼ってみてはいかがでしょうか？意外と簡単に作れます。
作り方は・・・（以下省略）」早速　以前に購入した布を使って作ってみました。





ある程度厚さのある発砲スチロールをカットし、布を引っ張りながら　画鋲で止めるだけ。
ほんとこれだけ。簡単！５分で出来ます。発砲スチロールは店に落ちていたものを使用しました。

　　　

そんでもって　裏にワイヤーを取り付け固定。
店内入り口横にあった穴を隠してみました。布の貼り具合が甘かったかな？


斉藤さん　ありがとう！すっかりハマリました！


やりすぎでしょうか？デスクにも同じ要領で布で目隠しです

　　　

画鋲と布さえあればすぐに出来ます！一度やったらヤミツキです。明日　早速　布を買いに行きましょう！



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