ワンコそばweb 「サケの遡上」



岩手は朝の気温がだいぶ下がってきました。
来週末あたりには マイナスに突入しそうな気配です。

盛岡市を流れる清流、「中津川」の上流部に私の家はあります。
近年 ヤマメやイワナ・カジカなど、キレイな水を好む魚は減ってきていますが、
サケの遡上数は減ることなく、秋の風物詩となっています。





↓ 写真の中央上部分が遡上したサケです。





石がゴロゴロある浅瀬を泳いだり、
産卵場所の争いや、雌の奪い合いなどで、
皮膚は傷つき、白くなっていきます。


ボロボロになりながらも、産卵のために生まれた川へ戻ってくる姿が
多くの人の心を打つのでしょう。毎日沢山の人が橋の上から川をのぞき込みます。


11月上旬には そんな見物人も減り、
川底には 真っ白になった亡き骸が至るところに沈んでいます。

力尽きた親サケの近くには産まれたばかりの卵たちがいます。
これから ここで4ヶ月ほど過ごし、春には海へと旅立ちます。


切ないながらも たくましさを感じさせてくれる、
秋の終わりの光景です。


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