犬のしつけの要素


犬のしつけ



★犬のしつけを行う場合、気をつけなければならない大事な要素があります。
それは、
『犬の行動は 場所、特定の人間、時間、及び特定のものや刺激など
様々な要素と結びついている』ことを認識することです。

例えば、玄関から出て行く前にオスワリさせることを犬に教えたとしても、
裏口やその他の出口では同じ練習を再度繰り返さなければならないのです。
むろん裏口を初めとしてその他の場所における学習速度は
初めにしつけた時よりも速くなっているでしょう。

また来客に飛びつかないトレーニングが終了したら、今度は散歩中に
出会う親しい人などに飛びつかないトレーニングも必要になります。

散歩中に自転車を追いかけないよう教えたとしても、
ジョギングする人を追いかけないようにするにはまた別のトレーニングが
必要になります。

お父さんのコマンドに従うようになったとしても、
小学生の娘さんのコマンドに従うトレーニングも必要になります。

犬には犬の思考があり、彼らが何を関連付けて学習しているのか?
それは私達人間には 理解できないものなのかもしれません。

犬のしつけ・問題行動に対処する場合は、しつける側の人間(家族)全員が
特定の目標や手段を知っておく、統一する必要があります。


★飼い主にとって好ましくない行動をやめさせたり、
防止するための最も効果的な手段とは、
他にやることを与えることです。

犬は同時に2つのことを行うことができません。
ですから ごほうびなどを用いて、
問題行動に取って代わる好ましい行動を訓練することが必要となります。

好ましい行動を好ましくない行動の代わりにさせれば
叱ったり、罰したりするのではなく
犬を誉める機会が飼い主に与えられたということになります。
このような「プラスの関係」を作り上げていくことが大切です。



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