犬の誤解



まずは頂いた相談メールから・・・・

「しつけの本に、間違った場所でオシッコしたら叱る、
と書いてあったので そうしていたら
私のいないところを狙ってオシッコするようになってしまいました・・・」


うーん・・・コレは先日もお話した『犬の誤解』によるものかもしれませんね。
飼い主さんの 「叱る」という行為が誤解を生んだかもしれません。

つまりオシッコの場所ウンヌンで叱られたのではなく、
オシッコそのものの行為が叱られる対象になっていると勘違いし、
飼い主さんの見ていない場所を選んでオシッコしているのだと思います。

どうでしょう?
その子はオシッコをなるべく我慢して、膀胱がパンパンになってから
隠れるようにして オシッコをしていないでしょうか?

犬の誤解(犬の十戒にかけてるわけではありませんよf(^_^)

このケースのように犬の誤解らしきこと、色々挙げてみましょう。

・他の犬に向かって吠えたので やめさせるべく叩いて叱った。
⇒「犬の誤解」・・・あいつに散歩で出くわしたからボクは叩かれたんだ。
           今度あったらもっといじめてやる!
・ピンポン・チャイムに吠えるので大きな声で叱った。
⇒「犬の誤解」・・・あ!飼い主さんもボクと一緒に吠えてる(^-^)
           もっと吠えよう!
・柱を噛んでいたので、叱った。
⇒「犬の誤解」・・・柱を噛むのはダメなんだな・・怒られたし・・(>_<)
           じゃあ今度はクッションでもかじろうか?
           柱じゃないから怒られないよね?

思い当たるフシはなかったでしょうか?
飼い主が望むようにはカンタンに聞き分けてはくれない事、
それを理解しながら しつけをしていかないと
しつけ・トレーニングはストレスだらけになってしまいますね(T.T)


さて話は本題に戻って、「トイレのしつけ直し」と参りましょう。
このケースのように、すっかり条件づけが出来上がっている場合の
しつけ直しには、それなりの時間が掛かることをご理解くださいね。

まず犬の主な行動テリトリー・行動スペースに
ペットシーツを敷き詰めてみましょう!
失敗のしようが無いくらい(o^_^o)

人間が犬にオシッコして欲しい場所と
犬が快適にオシッコできると感じる場所は違うので、
出来るだけ大きな間口で受け止めてあげたいですね。

2,3日これを繰り返していると
犬がよくオシッコする場所とそうでない場所の差が出てきます。
そしたら、そうでない場所のペットシーツを徐々に減らしていくのです。

もちろん、この一連のトレーニングの際は、
「オシッコしたらすかさず誉める!」ことを忘れずに行ってくださいね(^-^)
出来れば2秒以内。
3秒過ぎると何で誉められているのか自体理解できなくなったりします。

すごく原始的なしつけ方法と思われるかもしれませんが、
効果は高い方法だと思います。
何より、「誉める回数が増える!」と言うか、
「叱りようが無い!!(^-^)v」のがいいですね。
どこに行ってもペットシーツがあるわけですから。



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