歯磨きさせてくれません・・・
★まずは 頂いた相談メールから・・・
「歯ブラシが出来ない(これもシツケにはいるかな!?)」
歯磨きが出来ない・・・のもやはりしつけで何とか好きにさせたいものです。
「うちはドライフードを与えているから、歯垢はあんまり付いてないよ。」
とか言われたりもするのですが、仮にドライフードのみの食事でも歯垢はガンガン付きます!
この歯垢、ほっとくと歯槽膿漏の原因になったり(人間と同じですね)、
内臓疾患なども(これは人間とは違いますね)引き起こしたりします。
また歯垢除去の手術は、全身麻酔・・・
それなりのリスクを背負って手術することになります。
一度歯垢除去の手術をすると、なぜか歯垢が付きやすくなる。とも言われています。
ですので、日頃からの歯磨きは健康への第一歩かもしれません。
しかしながら、歯磨きが嫌いなワンコは多いです。
もともと口の周りはワンコはあまり触られたくはありません(>_<)
母親やリーダー犬が、子犬を叱るときなどにこの口元を噛むのはご存知ですよね?
母犬やリーダー犬におとなしく(?)噛まれるのは
相手を認めている、信頼しているのが前提です。
もし あなたが口をつかもうとして嫌がったり、唸ったり、噛んできたとしたら
あなたに対する信頼はあまり無いのかもしれません。
私の愛犬も歯磨きさせてくれないので、ちょっぴりショックですがf(^_^)
この現実を受け入れましょうね(T.T)
本来、「犬と歯磨き」は無縁な存在だったのですから、
犬に歯磨きを受け入れさせるのにはそれなりの努力が必要だと思います。
ですから歯磨きのトレーニングは
むちゃくちゃゆっくりでもいいですから 徐々に慣らしていきましょう。
最初は受け入れてくれないのが、当たり前!と思って押さえつけたりしないようにしてください。
一度押さえつけたりすると、次回から歯ブラシを見ただけで
すっ飛んで逃げてしまうかもしれませんよ(実体験済み(>_<)
それではステップバイステップで・・・
1.口のまわりに触られることに慣らしていく
犬の喉のあたりは、ワンコも触られて気持ちのいい部分ですその場所から、次第に触る範囲を広げていくようにします。出来るだけ毎日数分続けて欲しいです。
2.次は唇を触れるようにする。
唇をめくって、中が見れるようにする。この1から2へのステップはハードルが高いかもしれません。でも毎日続けていれば、ワンコも怒るのに飽きてしまいますf(^_^)
3.指でワンコの歯を触れるようにする。
めくることが出来るようになったら、指でワンコの歯を触れるようにしてください。これもハードルが高いのですが、指先に味をつけるとカンタンにさせてくれます。甘いものの与え過ぎに注意してくださいね!
4.次は指にガーゼを巻いて歯を触る。
味の付いた指から、このガーゼなどへの移行が結構難しいかも・・・ガーゼとか噛まれたりして大変ですのでなるべく丈夫そうな方がいいと思います。
最終的にはガーゼに歯磨き粉をつけて歯磨きするわけです。犬用の歯ブラシも併用して気に入ったほうを使ってください。
歯磨きロープやへちま系のオモチャ・ガム・ジャーキーなどで、『ブラッシング効果あり』とかありますが、効果は微弱ですf(^_^)そういったものに頼らずに歯磨きを教えた方が歯の健康は守れます。
「ウチの子は全然歯垢無いよ!」という方もいらっしゃいますが、歯垢は大体2歳を過ぎた頃から目立ちはじめます。子犬に歯垢はつかないんですね。早く始めるに越したことはありませんよ(^-^)
また小型犬は、骨自体が華奢に出来ているので、歯の病気にも罹りやすいです。