犬のストレスは飼い主が原因?



犬は人間の言葉を理解できない分、飼い主さんの表情を読む能力に長けています。
あなたにもきっと思い当たる部分があると思います。例えば、
・夫婦ゲンカを始めたら、ワンコが吠えて仲裁しようとした。
・元気が無いときに、ワンコがすりよってきて顔をペロペロ舐めてきた。
・あなたが笑っている時は、何だかワンコも楽しそうにしている。

これは何の偶然でもありません。
ほとんど全ての飼い主さんが経験していることなのです。

ワンコは常に飼い主さんのあなたに注目し、あなたの表情を読んでいます。
飼い主さんの心・気持ちが表情などを通してワンコに伝わり、
ワンコも同じ気持ちを共有しようとしているのです。

もし あなたがストレスを抱えていたとしたら
それはワンコのストレスにもなってしまう、と考えてもらって構いません。

以前にこんな事がありました。私とパフ子の実体験です。
当時パフ子は、歯石が溜まっていて口がちょっと臭かったんです・・・(>_<)
いつも側にいる時、私のほっぺたを舐めてくるのですが、
ある時、私は『臭い!!』って表情をあからさまにしてしまったのです。
パフ子はちょっと困惑した表情をしていました・・・

その日以来、パフ子はほっぺたを舐めるのを躊躇するようになり、
今では 全く舐めようとしなくなってしまいました。

時々舐めたいような顔をしていますが、あの日の記憶が残っているのか
我慢をしているようです。
『あ~ ワンコってこんなに敏感な生き物なんだなあ・・・』
とつくづく思わされる経験でした。



この梅雨の時期、ワンコはストレスを抱え込みやすくなります。
なぜなら、それは飼い主さんの多くが『梅雨は憂うつだな・・・』
といった感覚を持っているからです。
これは日本独特のものなのでしょうね。

『雨の日の散歩は イヤだなあ・・・』とか、
『お部屋がムシムシするし、ニオイがこもってクサイなあ・・・』とか、
『雨の日の通勤はイヤだな・・・』とか
もし それがあなたの表情にあらわれていたとしたら・・・・
それはワンコにも伝わり、ワンコのストレスになってしまいます。

「ウチのワンコは雨の日は散歩したがらないんです・・・」
という話を聞いたことがありませんか?
私はそれを聞くと、飼い主さんの「散歩に行きたくない気持ち」が
ワンコに伝わり、いつの間にか 散歩に行きたがらなくなった現実を
作ってしまったようにも思えるのです。


これから長い梅雨の時期が始まります。
もし飼い主のあなたが 何らかのストレスを抱えているとしたら
それを解消する手段を探してみてください。
あなたのストレスを減らすことが ワンコのストレスを減らす
最良の方法です。


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