大槌町ボランティアに参加しました

  2011年4月15日

岩手県災害ボランティアセンターで募集のあった、
大槌町のボランティアに参加してきました。

今回の募集は3日間。1日80名ずつ。
2台のバスで大槌まで移動します。
盛岡のふれあいランドに集合し、7時に盛岡を出発する。



遠野から釜石への無料道路出口付近で渋滞し、
大槌到着は少し遅れました。

参加者80名の中には すでに何度かボランティアをされた方もいましたが、
今回が初めてという人も多かったので すこし安心しました。

参加者の年齢層はバラバラで男女比は7対3くらいだと思います。
  
私の母校、岩手大学教育学部の英語科のジェームズ先生と生徒さん4人も参加していました。
頼もしい後輩たちです。





現地に到着して 15名ずつのグループに分かれました。
今回は、個人宅からの家具搬出や泥のかき出しが主な仕事です。

私たちのグループの担当のお家に向かいます。
バスを停めて 7分ほど歩いたところが今日の活動場所でした。

すでに11時を過ぎ、午前中の作業時間は1時間足らず・・・
お家に着くと、家主の方に挨拶をし、早速作業に取り掛かります。

このお家は2階まで浸水しており、家具も散乱しています。
泥水の臭いは 今までに嗅いだことのない種類の強烈なものでした。

その泥水を含んだ家具、特に畳などは非常に重くなっていて、
4人掛かりで1畳を運ぶのがやっとでした。

それと並行して泥水をかき出し捨てるのですが、
これも非常に重いので あっという間に握力が奪われてしまいます。。

午前中の作業時間が1時間。
短いな・・・・と当初は思いましたが、とても長くハードな1時間になりました。

食事休憩をはさみ、午後は1時~3時までの2時間作業。
この日は気温も高く 汗だくになり、握力も無くなり、グダグダになりながら作業終了。

15人掛かりで3時間。
これでやっと1軒のお宅の作業が終了します。



それを考えると、他の多くの家を片付けるには
日に何千人ものマンパワーが必要なんだろうなあ。

今後 徐々にボランティアの人数や、盛岡からのバスの台数も増やす方向のようです。

県外からも沢山のボランティアの方が参加しており、
岩手県人としては 非常にありがたかったです。

来週も 山田町・大槌町でのボランティアが募集されています。
4月18日~24日まで毎日あるようです。
私も21日木曜日に 山田町のボランティアに参加してきます。

ボランティア募集に関して詳しくはこちら↓
岩手県社会福祉協議会のホームページ


現地から盛岡に帰るバスの車中、
ミネラルウォーターと栄養ドリンクが配られました。



このミネラルウォーターは 鹿児島県志布志市からの救援物資で、
5年間保存がきくお水のようです。非売品らしいです。
栄養ドリンクは滋賀からの物資のようです。

ありがとうございます!



 追記 ボランティア参加にあたって

ボランティアへの参加をお考えの方、または予定のある方たちの
参考になればいいのですが。

福祉協議会のページには、
昼食(飲料水)、作業着、合羽、長靴(安全靴)、ゴム手袋・軍手、スコップ、マスク、
身分証明書(運転免許証等)、作業後の着替え等
※釘の踏み抜きなどの危険も有り安全靴や鉄板入り長靴の用意が望ましいこと。

以上のものが持参するものとなっています。

これに私が付け加えるとしたら、

作業着→捨てても構わないくらいの作業着
    泥水がつくと かなりの臭いを発するので捨てることになる可能性が大きい

長靴 →最近はつま先に鉄板が入った長靴もあり 比較的安価で購入できますが、
    出来れば靴底にも鉄板が入っている方がいいです。
    長靴の底はけっこうやわらかいので釘を踏むと貫通します。
    一緒に作業した男の子も釘が貫通して出血していました。

マスク→出来れば作業用のマスクがいいです。
    ほとんどの人は普通の紙マスクですが、アスベストがある可能性もあるので。

靴  →バスに乗る際は普通の靴で行って、作業用長靴・安全靴は持参が良い。
    作業後の長靴はビニール袋に入れないと、
    泥水の悪臭が帰りのバスに充満するので。
    経験者の方達はみなさんそうしていました。

ゴーグル→今回は風が弱い日だったので 問題なかったのですが、
    基本的に沿岸なので浜風が強く、涙が真っ黒に流れるほど、
    目にゴミが入ります。必ず持って行きましょう。

買い物袋→沢山あったほうがいいです。 
    着替えを入れる袋やら沢山使います。
    スコップも泥水で悪臭を放ちますので、袋をかぶせて縛って持ち帰らないと
    自分の車に臭いがつきます。


ボランティアに参加する際、色々と買い揃えることになると思いますが、
基本は 捨てても構わないレベルのものがいいと思います。

それと 参加者のみなさんはとてもフレンドリーで働きやすい環境です。
会話も多く ストレスも少なく働ける環境だと思います。


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